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県産材を活用した建築(非住宅)


豊かな土壌で育つ石川の木材は耐久性が高く、見た目も香りも良好。
高級感があってもナチュラルで親しみやすく、魅力的な施設作りをサポートします。

金沢クルーズターミナル
「海の食堂 BAY ARCE」


名 称:金沢港クルーズターミナル
所在地:石川県金沢市無量寺町
延床面積:約10,600㎡
構造・階数:鉄骨造3階建て
設計者:浦建築研究所
竣工年:令和2年
URL:https://www.kanazawa-cruise.jp

見どころ

2020年6月にオープンした金沢港のあたらしい玄関口「金沢港クルーズターミナル」。
その2階にあって絶景を臨む評判のレストラン「海の食堂 BAY ARCE」。
レストランの内装に、県産の木質新部材「不燃木材」(能登ヒバやスギ)を活用し、ナチュラルで開放感あふれる空間を演出しています。美味しい食事と海を臨む絶景が自慢のカフェレストランです。

とんぼテラス


所在地:石川県金沢市若松町
延床面積:968.911㎡
構 造:木造平屋建て
設計者:株式会社金沢計画研究所
竣工年:平成30年
URL:https://kgs-okuutatu.com/

見どころ

奥卯辰山のびのび交流館 とんぼテラス(若松町)
奥卯辰山の芝生のうねりと同調したのびやかな形態を持つ建築となっており、木の香りを漂わせつつ、周囲の緑の樹々や大空ともうまく共存している。県有施設としては初めてのCLT(直交集成板)を利用するほか、県産材を積極的に活用(県産材使用量:275㎥)し自然と積極的に親しむ場にふさわしい環境と景観が演出されている。

工房千樹


所在地:石川県加賀市山中温泉菅谷町
延床面積:226.77㎡
構 造:木造平屋建て
設計者:伊東豊雄建築設計事務
竣工年:令和元年

見どころ

加賀市に新設した山中漆器の工房兼ギャラリー。構造を工夫し、必要な強度を確保することで、住宅用の県産スギ柱の活用を実現した。構造材は、県産材として最も流通量の多い120mm角の杉材で構成。ろくろ等の木材加工作業を行う旋盤室は大空間が必要となるが、120mm角の杉材を組み合わせたトラス状の構造体を連続して配置し全体を構成させることで、大断面の部材を使うことなく軽やかな印象を与えながら幅9メートルの大空間を実現している。さらに旋盤室は内装仕上げを最小限とすることで、トラスや柱などの構造体を直に感じることができる。加工場は大きなワンルームとなり、また構造が現しとなっているため、県産材の多くの部分が見る事ができる。

金沢信用金庫
大聖寺支店


所 在:加賀市
施 主:金沢信用金庫
設 計:(株)髙屋設計環境デザインルーム
施 工:小中出建設(株)
特 徴:CLT を活用した金融施設として、国内で2例目(北陸では初)

見どころ

国内で2例目(北陸では初)となるCLTを活用した金融施設。
【デザインコンセプト・工夫など】
① CLT(木の板を繊維方向が直行するように積み、接着した新しい木質系材料)工法による地場産材を加賀市森林組合との連携により活用。
② 断熱性能に優れた木材を積層し作られるCLTは、断熱材と同程度の断熱効果を有し、快適な室内環境を保ち冷暖房費削減につながる。
③ CLTパネルは、工場で製造・加工されるため、現場施工が少なく短期間で建てることが可能。
④ 木造の特性を活かし、ゆるい反り屋根の自然な形態の美しさを表現することにより、向かい側の寺と対話・呼応し景観に配慮した。

石川県木材利用推進協議会について


石川県木材利用推進協議会は、森林の役割と木材の良さを広く知ってもらい、木材の需要拡大を目的に活動しています。
当サイトは、その活動の一つとして木材の魅力を配信しています。
日本は、先進国の中では有数の森林大国です。
その森林の中核は終戦後に植えられた人工林で、すでに伐期を迎えるまでに成長しています。
石川県内の人工林においても、その多くは利用可能な状態に達しています。
木材を利活用することにより、森林の持つ公益的機能がより発揮され、バランスの取れた循環型社会が構築されるとともに、森林・林業・木材産業の活性化が図られます。
また、住宅分野では消費者の安全や安心に関する関心の高まりから、県産材へのニーズが高まっています。
このことから、協議会では、木材を生産する森林組合から住宅を建築する業界団体までがメンバーとなり、県産材の住宅分野での流通拡大に向けて協議を行っています。

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