ホーム > 【県産材で家を建てる(住宅)】表彰を受けた住宅紹介

県産材で家を建てる(住宅)


石川県は能登ヒバをはじめとする、優良な木材の産地です。
手触りも見た目も暖かい県産木材を使った、リラックス感あふれる家作りを推進しています。

いしかわの木づかい表彰(県産材利用住宅部門)令和2年度

土蔵の面影を残す
木の香の家


所 在:金沢市大豆田本町
設計者:有限会社風建築設計工房
施工者:株式会社棚田建設
竣工年:令和2年
特 徴:県産のスギ、ヒノキ、能登ヒバをふんだんに使用し、土蔵 の古材と融合させた他にない優れた意匠
使用県産材使用量:33.675m³(スギ・ヒノキ・能登ヒバ)

見どころ

使用する木材や建材は県産のスギ、ヒノキ、能登ヒバ、珪藻土や越前和紙など自然素材・地場産材にこだわり、土蔵の古材と融合させた他にない優れた意匠が特徴で県産材使用量は33・675立方メートル。採光や自然換気などにも配慮して、室内にいても森の中の自然に包まれているような空間・環境づくりを目指している。木などの自然な素材が経年とともに味わい深く風化し、末永く家族の記憶や歴史が育まれ引き継がれる、そんな”すまい”であってほしいと願っている。

いしかわの木づかい表彰(県産材利用住宅部門)令和元年度

田上新町見晴らしの家


所 在:石川県金沢市
設計者:谷重義行建築 像景
施工者:けやき住建+ライフデザイン
竣工年:平成30年
県産材使用量:スギ20.35㎥
特 徴:優れた意匠性とともに、内外装に多くの県産スギを使用

見どころ

高低差7.3mの斜面地に建つ住宅で、町並みの景色を遠望するとともに近くに足元の植物の季節の移ろいを感じることができるようになっています。構造のみならず、室内に立つ3枚の壁は4寸角の杉柱を並べて結束した柱壁とし、床は120mm巾の杉無垢フリーリングで、段板は厚さ40mmの杉無垢板を使用しています。また、杉縦羽目板張りの外壁と杉厚板の内壁をセットにすることで一枚の厚い木壁に見せるなど、内外装に県産スギをふんだんに使用しています。スギ材を積極的に現しで使用することで、室内に木の香りが漂い調湿効果を高めるとともに、手足で触る感触を柔らかくし、ぬくもりを感じられるようになっています。

石川県木材利用推進協議会について


石川県木材利用推進協議会は、森林の役割と木材の良さを広く知ってもらい、木材の需要拡大を目的に活動しています。
当サイトは、その活動の一つとして木材の魅力を配信しています。
日本は、先進国の中では有数の森林大国です。
その森林の中核は終戦後に植えられた人工林で、すでに伐期を迎えるまでに成長しています。
石川県内の人工林においても、その多くは利用可能な状態に達しています。
木材を利活用することにより、森林の持つ公益的機能がより発揮され、バランスの取れた循環型社会が構築されるとともに、森林・林業・木材産業の活性化が図られます。
また、住宅分野では消費者の安全や安心に関する関心の高まりから、県産材へのニーズが高まっています。
このことから、協議会では、木材を生産する森林組合から住宅を建築する業界団体までがメンバーとなり、県産材の住宅分野での流通拡大に向けて協議を行っています。

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