ホーム > 【県産材を活用した建築(非住宅)】表彰を受けた施設紹介

県産材を活用した建築(非住宅)


豊かな土壌で育つ石川の木材は耐久性が高く、見た目も香りも良好。
高級感があってもナチュラルで親しみやすく、魅力的な施設作りをサポートします。

いしかわの木づかい表彰(県産材利用施設部門)令和2年度

ハレノチクモリ


所 在:小松市北浅井
施 主:シモアラホールディングス株式会社
設計者:小笠原弘建築計画
施工者:株式会社シモアラ
竣工年:令和元年
特 徴:CLT等を活用した営業所に木製遊具を設置した県内初の取組
県産材使用量:64.4963m³(スギ、能登ヒバ)

見どころ

小松市に、木を扱う会社の新しい拠点となる建築である。
営業所の機能と、木を使った情操教育(木育)の2点を柱に、木造の新たな可能性を狙うことが求められた。1階は、木育の場として、地域に開かれ世代を通して木についての情報を扱う場となり、2階は、営業所の拠点として機能し、広くきの良さを伝える施設になったように思う。更には、大きな軒の出で耐久性を上げ、集成材の利用で大きなフレーム、CLTによる新たな可能性により、今後北陸における木造の施設のベースになればと考えている。

ホテルこうしゅうえん
天海シーサイドテラス


所 在:輪島市塚田町
施 主:ホテルマネージメントインターナショナル株式会社
施工者:山下住宅
竣工年:令和元年
特 徴:能登ヒバを使用したウッドデッキとしては県内最大
県産材使用量:40.0000m³(能登ヒバ)

見どころ

デッキから日本海が一望できる、輪島市の観光スポット「天海シーサイドテラス」。
能登ヒバを使用したウッドデッキとしては県内最大で、全長約60mで幅10m。宿泊客のほか市民にも開放し、訪れた多くのお客様から支持されている。今後はビアガーデンなど、イベントのスペースとしての活用も検討されている。 。

いしかわの木づかい表彰(県産材利用施設部門)令和元年度

金沢信用金庫
大聖寺支店


所 在:加賀市
施 主:金沢信用金庫
設 計:(株)髙屋設計環境デザインルーム
施 工:小中出建設(株)
特 徴:CLT を活用した金融施設として、国内で2例目(北陸では初)

見どころ

国内で2例目(北陸では初)となるCLTを活用した金融施設。
【デザインコンセプト・工夫など】
① CLT(木の板を繊維方向が直行するように積み、接着した新しい木質系材料)工法による地場産材を加賀市森林組合との連携により活用。
② 断熱性能に優れた木材を積層し作られるCLTは、断熱材と同程度の断熱効果を有し、快適な室内環境を保ち冷暖房費削減につながる。
③ CLTパネルは、工場で製造・加工されるため、現場施工が少なく短期間で建てることが可能。
④ 木造の特性を活かし、ゆるい反り屋根の自然な形態の美しさを表現することにより、向かい側の寺と対話・呼応し景観に配慮した。

能登町役場
柳田総合支所


施 主:金沢信用金庫
設 計:(株)五井建築研究所
施 工:北能産業(株)
特 徴:市町における公共建築物木造化のモデル(県内で初めて木造により建て替えを行った行政庁舎)

見どころ

県内で初めて、木造により建て替えを行った行政庁舎。
自然光や自然通風の確保、近傍に植栽や花壇などの緑地帯も確保され、省エネルギーや環境にも配慮された施設。
地域のランドマークとして、町民の方々が集う憩いの施設になっている。

石川県木材利用推進協議会について


石川県木材利用推進協議会は、森林の役割と木材の良さを広く知ってもらい、木材の需要拡大を目的に活動しています。
当サイトは、その活動の一つとして木材の魅力を配信しています。
日本は、先進国の中では有数の森林大国です。
その森林の中核は終戦後に植えられた人工林で、すでに伐期を迎えるまでに成長しています。
石川県内の人工林においても、その多くは利用可能な状態に達しています。
木材を利活用することにより、森林の持つ公益的機能がより発揮され、バランスの取れた循環型社会が構築されるとともに、森林・林業・木材産業の活性化が図られます。
また、住宅分野では消費者の安全や安心に関する関心の高まりから、県産材へのニーズが高まっています。
このことから、協議会では、木材を生産する森林組合から住宅を建築する業界団体までがメンバーとなり、県産材の住宅分野での流通拡大に向けて協議を行っています。

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